20-23/Jun/sun-wed

とうとう到着!

B&Bのイングリッシュブレックファストでパワーもりもり。
イングリッシュブレックファストとは、シリアル、パン、ソーセージ、ベーコン、卵、ベークドビーンズ、トマト、フルーツ、ヨーグルト、紅茶もしくはコーヒーの朝食。街では、一日中このセットを食べられるお店もある。栄養満点!っつーか食べ過ぎじゃん?


車で30分ぐらいでグラストンベリーフェスティバル会場入り。
受付までも渋滞、受付からも渋滞。数百メートルおきにスタッフがいる。数聞いたんだけど忘れた。たぶん数千人だったと思う。お客さんは20万人だから当たり前か…聞いてみたら世界各国からスタッフが集まっているらしい。

ステッカーを3種類ぐらい内側からぺたぺた貼られる。入庫証、人数、駐車エリア。
ステッカーといっても、糊がついたものを水で濡らして貼りつける感じ。神経質な日本人なら絶対に嫌がるね、これ。あとは禁止事項の読み合わせ。参加チケットもここで引き渡す。会場に着いてから1時間ぐらい結局かかった。

この日はマーケットの搬入開始日。まだサイトは出来上がっておらず、トラクターやクレーン車、業務用のトラックが多く、うちのお店が出店するところも原っぱだった。マーケット出店者用のサイトは一般のお客さんが入れないようになっている。トイレもテントも別。一般テントサイトとトイレを利用しなくてすんだのは本当にラッキー。

初日から地獄の始まりだった。言葉ももちろんあるけど、本当にコミュニケーションが大変だった。みんなで気遣いながら最初はやるんだけど、疲れが出てくると人への配慮がなくなってくる。

初日はトラックの荷物を出し、テントを組み立て、レンタルの冷蔵庫設置(6畳ぐらいある)プロパンガスの搬入、水道ホースの設置、、、、息つく暇もないまま夜が来た。ヘトヘトのままそれぞれの寝床テント設営。暗くなる22時ごろまでほぼ休憩なしで作業が続けられた。(男しかいないし女がわたしひとりだった!!!)
暗くなりはじめた頃に主催者の家族が到着した。子供二人も参加して空気が和んだ。

グラストンベリーがスピリチュアルスポットだということがよくわかった。空気が違う。
地面からなんともいえないパワーがどんどん出ているのを感じた。暗くなりはじめて一息ついた頃にさらに感じた。ここに来ると疲れも思ったより感じないとリピーターは口にする。

二日目、三日目、仕込みがはじまった。シェフが次々と集まる。合計5人。
店舗のテントに下水タンクの設置、流し台の設置、ガスの設置、テーブル、フードサーバーの設置、次々と黙々とこなし、炎天下のなか、みんなが無口になっていく。

基本蚊がいない。これはすごく助かった。
もともとキャンプもクモとか虫も苦手なんだけどぜんぜん平気になった。
トイレは二日、三日目は最悪で一日2回あるはずの清掃がきちんとされていなかった。いろんな人が苦情していた。

ゴミの回収と分別がここでは厳しい。食べ物と紙と木の食器、ペットボトルと缶、その他のごみ、段ボールの4種類。ゴミ収集スタッフが会場専用ゴミ袋をたびたび配りにくる。

店舗の装飾がはじまった。てづくりのタペストリーを飾る。製作期間はなんと3ヶ月とか!
プレオープンの木曜日まで、ホールスタッフがつぎつぎと到着。



奥様連中がたびたび散歩に誘ってくれて、これからオープンするサイトを案内してくれた。
これは息抜きになって楽しかった。

わたしたちのサイトはWest Holtsという元々ジャズフィールドだったところ。ステージのまわりとステージをつなぐ通りにマーケットが並んでいる。
Gleenpeaceは巨額のお金をグラストンベリーに寄付している。たくさんのアーティストから活動を支持してもらえるような仕組みになっているんですね〜。ステージもあったり啓発ブース、スケートボードフィールド、シャワーがある。あとはHealing Fieldというヒーリング系テントの集まりもある。ヒーラーさんとか占い、マッサージ、文科系活動団体、動物愛護、環境保護団体、ヨガ、気功、などなど、、、とても面白かった。ゆるーく時間が流れている感じで最高。そういうサイトを通りながら南の端にStone Circleがある原っぱがある。ここにある木でできたドラゴンのあたりで子供たちと遊んだ。この会場全体が谷間に位置するので、南のほうから全景が眺められる。きもちいい。
午後4時以降、気温が下がり始める。昼間はノースリーブでも暑いほどで、(30度前後)夜は長袖2枚ぐらい着て雨用のコート羽織る感じ。(10〜15度前後)グラストンベリーフェスティバルは天気が荒れると最悪で、カヌーで移動している人がいるぐらいの年もあったとか、、、天気よくてよかった〜。




シャワーは火曜日になってようやく、Kids Fieldで浴びた。皮膚が三枚ぐらいはがれたような感覚でさっぱーり。donation(募金)も忘れずに。